No.430　そのペンの名前は『トラディオ・プラマン』

今日は、新しく入荷したペンをご紹介します。

”万年筆”といえば、特徴はペン先。
金属製のペン先には弾力があり、力の込め方によって書く文字に表情が生まれます。
ただ、その特徴あるペン先を作る技術は、明治時代に万年筆が誕生して長年たった今でも、
世界で数社しか作ることができない難しいものなのだそうです。

１９７９年、ぺんてるから「プラマン」というペンが発売されました。
万年筆のような書き味を目指したサインペンです。ペン先の素材はプラスティック。
高価な万年筆に対して、買い求めやすく書きやすい”次世代万年筆”として開発されました。

１９９３年、さらなる開発がされ「トラディオ・プラマン」という名前のペンが発売されます。
この時、大きく変わった点は２つ。
まず、使い捨てから、交換して永く使える「カートリッジ式」に。
そして、それまでインクを中綿に染み込ませていたものから、
カートリッジにインクをそのままいれた「生インキ式」に。

２０１３年、その「トラディオ・プラマン」が、
日本の文具ブランド、Craft Design Technologyのアイテムとして発売されました。
メーカーはもちろんぺんてる。構造や形はトラディオ・プラマンそのまま、
クラフトデザインテクノロジーのキーカラーである「黒緑」を使ったデザインです。

Craft Design Technology　クラフトデザインテクノロジー
トラディオ・プラスティック万年筆　￥525（税込）
替えカートリッジ　￥210（税込）