あやのん手帖

セレクトインテリアショップ「SHIOGAMA APARTMENT STYLE」のスタッフがつづるブログ。

 No.22 秋の自由研究?

こんにちは。
シオガマアパートメントスタイルの林です。


今朝、南山大学に行ってきました。
シオアパのある「塩釜口」駅から電車で8分、「八事日赤」駅が最寄りです。


並木道をくだり、坂を上がり、駅から歩いて10分、



南山大学があります。
土曜日で、ちょっと静かでいい感じ。
短大に行っていたので、大学って憧れです。


構内の道を抜けて、



今日の目的地は、



南山大学人類学博物館。


人類学?とお思いの方へ、普段この博物館には何があるかというと、
石器から縄文土器なまはげ、和同開珎といった昔の銭、昭和のレコードや家電、世界の民族衣装や狩猟用のヤリなど!
博物館という名前ですが、そこは大学、研究の資料庫も兼ねている雰囲気。
決して広くはないですが、伊トー店長とはじめて行った時、2時間くぎづけ(それでもまだ見たかった)でいた面白〜い場所です。


今回行った特別展がこちら「道具を回路で考えよう」展です。



(1)することは、し(知)ること sensor
(2)やっているのに、させられている agent/patient
(3)あることは、ないことの反対ではない emergence


たとえば
(1)紙に文字を「書く」とき、その紙の質感や、下の台がツルツルかデコボコかも「知る」ことができる。
(2)「アイデアを書く」とき、ペンと紙を前にしてやっと「アイデアを出させられてる」のかも。
(3)石器誕生前、今のように「切る」ことができなかった時代。それは「切れなーい!」不便な時代じゃなく、ただ「切る」が存在しない時代だった!


道具はわたしたちにとって、「かたち」と「機能」以外のいろんな作用もあるんじゃない?だから、
道具とひとの間には、その作用を起こす「回路」があるよ!という展示。


残念ながら今回は最終日だったのですが、このテーマ続きがあるそうです。
「そうはいってもやっぱり道具って『かたち』と『機能』で見てしまうのにはちゃんと理由がある?」という続き。



この博物館、なかなかアカデミックな気分にさせてくれます。
月曜から土曜、朝10時から夕方16時30分まで。
常設の展示室は、第1から第3まで3部屋あります、ここもいつ何度行っても面白いはず!
自由研究好きな人には、きっとたまらない世界です。



帰りにお時間があったら、ぜひ駅近くの喫茶店「プリーズ」へ。
(昔、『ツルモク独身寮』も連載されていたマンガ雑誌の「スピリッツ」etc、あります。)