あやのん手帖

セレクトインテリアショップ「SHIOGAMA APARTMENT STYLE」のスタッフがつづるブログ。

No.1220_Kチェア樽ものがたり

こんにちは、松永です!


この間、お客様宅のKチェアのパーツ交換をしてきました。
Kチェアの背もたれとアームの交換。
新しく買い替えることだってできるのに、
ずっと使い続けてもらえていること、ずっと使い続けようとしてくれるその気持ちが、私たちは嬉しいです。

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No.1219_おぼろタオル工場見学に行ってきました!

こんばんは、松永です。

シオアパの1階あいたるやさんの秋の新メニュー
カルボナーラミートソースがかなり気になります。
あいたるやさんの謎の中毒性があるミートソース好きです。


この前の水曜日は、
三重県津市の『おぼろタオル』まで工場を見に行ってきました!!

おぼろタオルを当店で取り扱い始めてから、とにかくハマっている私。
すきなタオルの製造工程も見てみたくて、営業担当の宮崎さんにお願いしてみてきました。
7月に日程のすり合わせ、やっと日程決まってやっと行けるー!と楽しみにしておりました。

初のタオル工場見学。
タオルってもっと簡単に作っているものだと思ったら、全然そうじゃなかった!



おぼろタオルでは、糸を仕入れたところからスタートします。
仕入れた糸は、普通に片手で持って大きいな、くらいの大きさ。
この糸の塊を業界用語でチーズ(!)と呼んでいます。(箱の写真しかとってなかったです・・・)


この仕入れた糸を使い、タオルをおる機械(織機)にかける糸の準備をします。
糸を織機にかけて作るので、織機の器具に巻き直す必要があります。ミシンやるときにボビンに糸を巻くのと同じ感じ。
他にメリットもありますがこれは店頭で。
仕入れた“チーズ”を沢山つなげて、めちゃめちゃ大きいドラムにずーーーっと巻き取っていきます。
この大きいドラムは経(たて)糸、緯(よこ)糸も別で準備します。

経糸 人の頭がみえます。この手前にあるのが大きいドラム。

緯糸 ちょうどこの下に見えるのが仕入れたチーズです。


こうして準備した糸を織機にセットし、タオル織りスタート。
テリーモーションという動きをする機械。
織りながら、すぐにタオルの横幅サイズにカットしていきます。
カットしてながーーーーーいタオルを巻き取っていくまでが織機の仕事です。

カットしたミミ部分はミシン掛けして、ここまででだいたいタオルの姿をしています。
例えばガーゼタオル、百年の極み、といった種類わけができます。
地の完成です。

↑タオルの状態になって染め待ちのタオル


ここから先はタオルに色をつけていきます。


おぼろガーゼタオル 伊勢古式着物文様 おぼろ染め製品です。

先に、おぼろタオルの社名の由来にもなっているおぼろ染めを施します。
おぼろ染めは緯(よこ)糸のみ染まり、ちょうどパイルの白い糸の下に絵柄が出るようになります。
それが水にぬれるとぱっと柄が表れる。
その様子が、おぼろ月夜が晴れていく様子にみえるということで「おぼろ染め」という名前になりました。
そしてそのまま社名に。

おぼろ染めの為の版はなんと全て手彫り!
柄が細かいほど難しく、時間もかかり根気のいる作業になります。
版を、おぼろ染め用の回転する機械につけて、一枚一枚染めていきます。


こちらは大須DECOオリジナル銭湯タオルを作った時のおぼろ染めの版!
この版をつかったタオルは大須DECOでお求めいただけます。


おぼろ染めが済んだら、タオルからノリなどをとり、漂白する晒し工程へ。
晒し工程前までは仕入れた“チーズ”のままの生成りの色をしています。
晒しが完了したら、キレイな白のタオルができあがります。
ざらしの糸で織り、漂白などの晒しをあとから行うので「後晒し」と呼んでいます。
今治タオルは糸の状態で先に漂白などを行う先晒しです。

このあと全体の染色を行います。
かなり時間をかけて念入りに晒しを行っているので、染色工程での色ムラがおこりにくくなります。


晒したり、染めたタオルは最終的にまた洗います。ここでもとにかく念入りに洗いをかけます。

その後、タオルを乾かして、ミシン掛け。
熟練の職人さんはミシン掛けがめちゃめちゃ早い!気を抜いたらいつのまにか指縫いそうなくらい早かったです。

ここまで来たらタオルが完成!
最後に、出荷の為の袋づめ、金属探知機の作業を行います。
金属探知機まで通して、やっと出荷が出来る状態になります。




普段何気なく使っているタオル、製造工程盛りだくさんすぎる・・・!
実はタオルって普通は織り屋さん、染め屋さん、、、といった分業体制を取っているところが多く、
おぼろタオルのような糸から織って、販売まで行う一貫生産をしているところはかなり少ないです。

三重県はタオルの三大産地と言われていますが、タオルメーカーはなくなってきています。
泉州今治・三重 よりも、泉州今治・おぼろ と言われるほど。

その要因のひとつとして、分業体制を取っていたことにより、
1つメーカーがなくなると連鎖してたくさんのメーカーもなくなってしまったという事。
一貫生産をしているおぼろタオルだから見ることが出来たこの光景です。



おぼろタオルでは細い糸をつかったタオルを沢山作っている為、
糸の扱いからデリケート。
ガーゼタオルなんかはタオルを織るのも最新式の早い動きの織機だと糸が切れたり、風合いも再現できないため、
あえて古い織機でゆっくりゆっくり織っていきます。

「小さな会社で小さな工場で、大手や安い海外製と戦っても勝てないから、質重視でタオルを作り続けている」
と工場を案内してくれたおぼろタオルの森田さん。

やっぱり質がいいんですよ・・・(おぼろタオルどハマりの松永)
今朝も、違いを実感したところですがまた更に長くなりそうなので今日はこの辺にします。







工場見学前にいったお昼ご飯。
鯛茶漬け。めちゃめちゃおいしかったです

No.1217_【新商品】カリモク60より新作Kチェアでます!

こんにちは。松永です。

今日は秋晴れ!ちょっと暑い?夜は寒い?
こういう空気がかなり好きです。



カリモク60、新作でます!!


今回の新作は、カタログにはのらない展示店舗限定モデル!

展示店舗限定モデルといえば「カリモク60+カリモク」。
ラノベージュ、ヴォルテライトブラウンといった
使用素材に特性があるため店頭にて接客を受けて納得して頂いた方にだけ購入して頂くというモデル。


今回の展示店舗限定モデルはカリモク60+カリモクではなく、
コラボレーションモデルとしての発売です!

コラボとはいえ、こちらも使用している素材に特性がありますので、必ず店頭でチェックしてくださいね!



シオアパでの展示も間近です。
全国発売は9/28ですが、当店での展示開始スケジュールは商品により異なりますので、
下記よりご確認ください。




①Kチェア サントリー樽物語 ベスパダークブラウン

長い間ウィスキーを熟成し、役目を終えたその樽材を利用して家具などに再生する「サントリー樽物語」とのコラボレーション。

樽材はホワイトオーク。
長い年月をかけて染み込んだウィスキーや樽の姿だった時の釘跡などを楽しむことが出来ます。
張地には、通常モデルでは販売の無いダークブラウン(布地)を採用しています。

Kチェア1シーター、2シーターが発売されます。


当店では2シーターを展示します。展示開始は10/4(木)予定。
入荷次第、組み立てます!






②Kチェア YURI HIMURO SHIBA(タープグリーン)

テキスタイルデザイナーYURI HIMUROとのコラボレーション。
正面からみるとタープグリーン、背面はYURI HIMUROのかわいいテキスタイルが張られています。
ハサミを入れて芝刈りのようにカットしていくと、使い手によって違うオリジナルデザインのKチェアが完成します!

Kチェア1シーター、2シーター、Kチェアミニ、クッションが発売されます。


当店では1シーターとKチェアミニ、クッションの展示をします。
展示開始はKチェアミニが9/28(金)、Kチェア1シーターが樽物語と同じ10/4(木)、
クッションは10月中には間に合うと思います!!!《←こちらも10/4(木)に入荷致します!(9/28更新)》




詳しい写真など、詳細情報は入荷後順次ブログにてご紹介致します。
10月はシオアパがKチェアでにぎやかになりそうです!

No.1216_マンハッタン珈琲店

こんにちは、松永です。

今日は雨。いよいよ寒い!のワードを使う日が増えてきそうですね。
今朝お風呂のお湯の温度を40度に設定したとき、
秋のおとずれを感じました。





今回のブログはマンハッタン珈琲店の私の思い出話。


以前のブログでちらっと出ましたが、植田西のマンハッタン珈琲店が閉店です。
10月中旬〜下旬の閉店だそうです。
マンハッタンおさめが出来るのもあと一ヶ月くらい。
思い出がある方は無くなる前に、今すぐ行ってくださいね。
あ、金曜午後と土曜日は休みですよ!




シオアパでは12周年ではオリジナルブレンド、15周年では皆さまへのおもてなしとしてコーヒーを提供といった
コラボ企画を開催。
またシオアパから場所が近いこともあり、スタッフの憩いの場にもなっていました。


シオアパがカリモク60を取り扱いをするために、カリモク担当者さんにプレゼンや話し合いなどなど打ち合わせをしていたのは「マンハッタン珈琲店」の前身「シオガフェ」。
やっぱり伊藤オーナーはかなり思い入れがあるみたいです。








私とマンハッタンの出会いは4〜5年前。
名古屋に引っ越してきたときに行き始めました。


名古屋に引っ越してくる前、かなり頻繁に喫茶店にいっていて、
ドトール等のチェーン店から、広小路の鈴木珈琲店、水上ビルにあったぐろったなど。
(豊橋のひと、わかってくれたら嬉しい)

名古屋でも喫茶店が近くに無いとやだな〜と思い、
いくつかある候補の家の中から喫茶店の近くに住むことに。その喫茶店がマンハッタン珈琲店です。



最初は1ヶ月に一回?あるかないかそんな程度。
だんだん行く回数が増えていって週1〜2回、勉強や作業があるときは週3回くらい行ったりしてました。
決まった曜日というのはなく、かなり行く頻度もムラがありましたが大抵水曜日が含まれていることがおおかったので、
水曜日は世界の珈琲dayとすぐ覚えました。




滞在時間はだいたいいつも2時間以上でした。
長居が決まっている時はウィンナーコーヒーとハチミツトーストのあいすのせを頼んで、
しばらくたった後にもう一回ウィンナーコーヒーを頼んで飲んで帰る、
というのがテッパンでした。

ちなみにこの写真の奥にあるノートは私の初代カリモク60ノート。
シオアパに入りたてのとき、とにかく勉強しないと!知識を覚えないと!とおもってかなりガリガリに勉強していました。
マンハッタンで。



一昨年の夏まえくらいに、愛していたウィンナーコーヒーがメニューから消え、
いろいろ試して結局ビターブレンドかアイスコーヒーに落ち着きました。
(ウィンナーコーヒーの復活を何度か希望してみましたがやってくれませんでした笑)

ブラックのコーヒーが飲めるようになったのはマンハッタンに行くようになってから。
基本的にどこの喫茶店でもかならずウィンナーコーヒーを飲んでいました。







ちょうどウィンナーコーヒーがなくなった年の秋に、シオアパに入りました。
結構このながれは覚えています。

私のシオアパの最初のお給料は現物支給で、マンハッタンのコーヒーチケットでした。
マンハッタンに通っていると知った伊藤オーナーが、コーヒーチケットにしてくれました。
こちらの詳細についてはシオアパで笑




シオアパに入ってからは、ほとんどモーニングの時間にマンハッタンに行きました。
お店は12時からなので、その前にミーティングなど兼ねて。

朝起きれないので、実はぜんぜんモーニング利用したことが無くてかなり新鮮でした。


モーニングの王道ゆでたまご
ふつうのゆでたまごも、半熟のゆでたまごも嫌いだったんですがマンハッタンで食べるようになってから好きになりました。
なんでしょう、あの絶妙なゆで加減。メッチャ塩かけて食べるのが好きです。


マンハッタンのパンもおいしいですよね。
やわらかくてもちっとしてて。焼き加減もちょうどよくて。
そこに、これでもか!という流れるくらいのバター?マーガリン?。
あれすごい好きです。潔いです。




シオアパに入ってからは朝ばっかりでしたが、学校の合間とか終わりとかシオアパの休憩時間とか、夜マンハッタンにいってました。


サークルの後輩・先輩、高校の部活の子、一緒にいきました。
唯一の、人にオススメしていた喫茶店です。



騒がしすぎず、静かすぎず、マスターともいい感じの距離感ですごくいごこちがいい。
来ているお客さんのはなしをこっそり聞いたり、沢山の本たちの背表紙をみて、どんな本なのかと想像したり、
なぞのボードゲームをみてなんのゲームなのかなとか考えたり。

お昼にいったときは窓の外を眺めていたり。
台風で暇だったので行ったら、意外とお客さんが沢山いたことも。



塩釜口から出た時は、たいていその場所でも喫茶店に行くのですが、
その喫茶店帰りに寄る喫茶店でもありあました。

ホーム帰ってきた感。あぁ〜やっぱここだわ。
って落ち着くんです。





特にコーヒーにこだわりがある!とかないんですが、
いつの間にかコーヒーの味の違いが分かるようになりました。(銘柄とかはわからないけど)
正直、ずっとコーヒー味という大きいくくりでしかコーヒーの事を考えてなかったんですが、
マンハッタンでコーヒーをのんで初めてコーヒーっておいしいなと思うようになりました。



マンハッタンがなくなる!というニュースを聞いて、
寂しすぎるし悲しすぎるし、伊藤オーナーと店で「えぇ〜!!!」って言ってました。
マンハッタンがこんなに自分の日常に溶け込んでいたのだなとしみじみ。

お店がなくなる悲しさは今まで以上の悲しみ。


話してみたら、マスターが意外と次の事を考えていて前向き(にみえた?)だったので、
悲しくはあるけど悲しがりすぎず、
最後の日まで、行けるだけ行ってマンハッタン珈琲店を堪能しようと思います。













あなたの好きなお店はどこですか?

好きなお店はずっと通い続けたいし、ずっと街の風景として残っていてほしい。
その為にはずっと利用し続ける人が必要。
どんな理由であれ、支えてくれるお客さんがいなければ、お店は続けられません。

私も、好きなお店や気になっているお店、街の風景として残っていてほしいお店がたくさんあるので、
時間を作って行きたいと思います。





名古屋ではないですが
最近、豊橋の好きだったお店がバタバタと閉店していて、街の風景が失われていくことがとても悲しいです。
ぐろった、スマートボール、トキワ・・・
(全て店主高齢による閉店・・・)

そのうちチェーン店しか無い豊橋駅前になってしまうんではないかと心配です。
地方都市にはありがちな風景らしいですが、そんな風になってほしくないのが本音です。











日常的に使っていたマンハッタンがなくなってしまうので、
茶店のオススメの場所、あったら教えてください。
遠くと車でないといけないところいがいで・・・!


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SHIOGAMA APARTMENT STYLE
シオガマアパートメントスタイル

052-806-4228
名古屋市天白区植田西3-105 サンセイビル2階
12:00〜21:00 (火水定休)

No.1213_家具現品セール実施します!

こんばんは!
松永です。

今日はコーヒーが美味しくいれられました。
チョコレートケーキとともに。サイコー。



さてさて、シオアパでは家具展示品セールを実施します

長期展示商品や旧仕様商品など、15%〜最大30%オフで販売致します。
主な販売商品や注意事項は↓↓をご覧ください。

今回は天童木工やKチェアなどあまり展示品販売しない商品が含まれています。
また、一斉にたくさんの家具を展示品販売することもなかなか無いです。

この機会をお見逃しなく〜!




【主な展示品販売商品】
カリモク60
・Kチェア1シーター(タープグリーン)
・ダイニングテーブル800(ウォールナット色)


カリモクニュースタンダード
・キャストールチェアパッド(ブラック)
・ソフトトライアングル(ライトグリーン)
・ホームランキッズチェア(ホワイト)


天童木工
マルガリータ2シーター(コゼットグリーン)
・バタフライスツール専用クッション(グリーン)


MAGIS
・スツールワン(ホワイト)
・トラットリアセディア


その他
・ボビーワゴン(ブラック)
アカプルコサイドテーブル(ホワイト)




【家具展示品セールについての注意事項】
・現金にてお支払をお願い致します。カード支払いの場合、オフ率が変わります。(20%⇒15%)
・基本当日お持ち帰りをお願いしております。ご自宅まで配送の場合、別途配送料金(3000円〜)を頂いております。
・商品は現状お渡しとなりますので、必ず商品状態の確認をお願いいたします。
・セール品の為、返品交換は受け付けておりません。
・メーカー保証はつきません。


その他詳細は店頭にてご確認くださいませ。




セールは明日からスタート!!
お探しの商品が見つからないときや気になることがあるときは、お気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい!