No.779　これからの本当の低座イス

「和室っていいね」「和室のある家に住みたいね」
そういった気持ち、ある方も多いと思います。
寝っ転がったり、畳のにおいになんとなくほっとします。

1960年に「和室でくつろげるイス」として生まれた『低座イス』
先代の松本幸四郎が母のために、建築家・長大作に依頼し、誕生しましたが
このイスを実際和室に持っていたのは、限られた家庭だったのではと思います。

それでもこれだけ住宅事情が移り変わり、
和室が憧れのようにもなった今まで、ずっと製造されている理由には、
”数々の受賞をしている『低座イス』のデザイン”だけではない
魅力や背景や誰かの頑張りがあるような気がして、

スタッフ戸口が「おばあちゃんにいいなあ。。」と言うように、
生まれたきっかけからも揺るがない、母のためのイスであるからなのか、
和室のためのチェアだったけど、洋室にもいいね。と受け入れられたからなのか、

ちょっと長くなったので、また考えておきます。
シオアパにも低座イス、やって来ました。

Tendo　天童木工は山形県天童市にある家具インテリア用品メーカー。
昭和15年創業、成型合板家具といえば、天童木工です。

成型合板は、木を重ねあわせ、熱と蒸気を加えて製造されます。
特に家具となると、強度・耐久性が求められます。
低座イスのフレームは、ナラの木。
さすが、厚みや重量感もしっかりとあります。

『低座イス』張地グレードは7段階
V　66,960（税込）
A　68,040（税込）
B　70,200（税込）←こちらのランク『NC』を展示
C　73,440（税込）
S　73,440（税込）
D　78,840（税込）
L　102,600（税込）
上記が低座イス本体の税込価格となります。

Bグレード『NC（アクリル70%ウール30%）』は15色。
オリーブグリーンを店頭展示しています。

ゆったりと広い背モタレ。
体格のいい男性でも大丈夫。あぐらをかいても座れます。

大きく立派なソリのような形状の脚は、畳を傷つけないための設計です。
イスの脚と、畳ずりと呼ばれる横木が一体化しています。
安定感のあるデザインは、その機能を別にしても魅力的。

カリモク60　Kチェアの座る高さはこのくらい。
そして、くらべてみましょう・・・

天童木工　低座イスの座る高さはこのくらい。
座面が低くなると、脚が前に投げ出せます。