あやのん手帖

セレクトインテリアショップ「SHIOGAMA APARTMENT STYLE」のスタッフがつづるブログ。

 No.269 ブラックチェリーの続き!

No.268、写真でご紹介したブラックチェリー材。
「もうひとつの特長」というのは、「光にふれて、色が濃くなる」というところです。


シオアパ店内で、昨年の8月から七ヶ月間、
ブラックチェリーのテストピースがどのくらい変化するか、実験してきました。
それが、こちら!

向かって左側が、スチレンボードでおおって隠した方。
右側が、いつも通り、窓や照明のある店内で展示を続けた方。
はじめは、うっすらとした変化でしたが、
半年ほど経つと、アメ色に濃くなっているのが分かるようになりました。


「濃くなる」というのは「木が色やけする」ということです。
人と同じように家具も光にふれ続けています。
そうすると、光に反応して木の成分が少しずつ変化します。それが、色やけとして現れます。
木の成分は、樹木によって違うので、色やけの仕方も、木によって違います。
「ブラックチェリー材」は「濃く(深く)なる」「アメ色になる」のが特長です。
ちなみに色やけをするのは、木の表面0.2mmほどの厚みまで、だそうです。


こんな風に濃くなると、No.268でご紹介したような木目も強調されてきます。
夏に展示をはじめた時「やわらかい印象」だったブラックチェリーが、
今は「格のある印象」になってきました。


モケットグリーンのすれ感を求める人のように、
スタンダードブラックの増してくツヤ感がたまらない人のように、
長く付き合う気持ちのある人の♡に、ぐっとくる特長です。


SHIOGAMA APARTMENT STYLE シオガマアパートメントスタイル
http://www.sa-style.jp/