No.1192_天童木工 バタフライスツール
毎度お世話になります!
松永です∴
松屋の牛丼を最近初めて食べました。
牛丼チェーンの中で一番好きです!
現在シオアパで開催中の天童木工展は、
来週末6/24(日)までです!
天童木工には、たくさんスツールのラインナップがあります。
天童木工展期間中は、4種類・全部で7台のスツールを展示してます!
税込¥50,760- バタフライスツール(ローズウッド・メープル)
こちらはバタフライスツール。
1956年の発表以来、日本のみならず世界中でも認められているスツールです。
発表の数年前、柳宗理と天童木工が一緒になってバタフライスツールをどうやってつくろうか?
と研究がスタート。
なぜ成型合板か?
それは無垢材ではできないから!
たとえば、四角の大きな木のブロックをバタフライスツールの形に作ることはできます。
でも、座ることが出来ません。
ブロックを削ったバタフライスツールに座ったら、まず折れてしまいます。
これではただのオブジェです。
薄い板を重ねて型でプレスして加熱する成型合板は、
厚みが1ミリなくても木がしなって強度が保てるため、
バタフライスツールのような線の細い家具がつくれます。
なんと100キロは余裕で耐えます。
バタフライスツールは、
大きく折れるところ、
座面の縦の端っこは跳ね上げてあって、
しかも横の端は滑らかに下がっています。
脚部分は大きなカーブを描きながら内側に入っていくような形。
これを、成型合板でつくるため、まずは型を作らなければいけません。
もちろん一回作るだけではうまくいかず、何度も試作をつくり、製品化に至っています。
あ!もう一つ、バタフライスツールには大事な場所があって、ココ!
これはバタフライスツールの座面。
真ん中で2つのパーツがくっついている部分。
写真では見にくいですが、
左右の2つのパーツの木目がキレイに合っている!
型でプレスするときにずれてしまったり、
まだ板の状態の時の木目選びの時に失敗すると、
ここが合わなくなってしまいます。
できあがってきた製品はみんなきれいに木目が揃っていて、
天童木工の職人さんたちの魂を感じます。
柳宗理はバタフライスツール単体でもいいけど、座るときに使ってほしいクッションも作っています。
税込¥9,720- バタフライスツール専用クッション
座布団の様なクッション。
張地は赤と緑があって、両方とも柳宗理監修。
ざっくりした織りです。
この張地はウィローと呼ばれています。
ウィロー。
ウィローって柳って意味なんだそうです。
バタフライスツール、実はいろんなところで使われていて、
前はポールスミスかどこかで見かけました。
あとカフェでもみたことがあります。
梅雨時期は天気も心配だから、アウトドアの予定も立てづらい。
6月はシオアパの天童木工展で実物をじっくり確認して、
街にひっそりといるバタフライスツールたちを探してみるなんてどうですか?
使われている場所をみつけたら、ぜひぜひ教えてほしいです!