No.1131_WS1150とKチェアの違い
毎度お世話になります!
松永です∴
パピコの白桃おいしいですね。夏。
WS1150君のシート交換をして、現行モデルのKチェアとの違いをいろいろ発見しました。
1.ネジ穴
横から見ると、アーム前脚部分にネジが2本あることが分かります。
現在のKチェアはネジ1本。
この仕様は1994年から採用されています。
2本あったネジの上部分は、ダボに変更されています。
(白いのはKチェアヴォルテライトブラウンのアーム(オーク))
2.アームトップ
左:WS1150君 右:Kチェア
WS1150君のほうが、幅が大きいです。
触ってみると、アームは大きければいいというわけでもなく、
今のKチェアってアームのカーブが絶妙なんだなぁ〜としみじみ思いました。
3.アームトップ2
これはアーム内側の写真。
なんとなくWS1150の方が薄いです。
でもこっちからみるとそんなに違いが分かりませんが、ちょっとだけ薄い。
2と3より、
アームトップは現在のものよりも長さ・幅、両方ちょっとだけ大きいということが判明しました!
4.アームトップ裏
アームと脚部分をつなぐネジの本数が違います。
WS1150君は1本、現在は3本です。
5.脚
脚の仕上げ方も違います。
WS1150は面取りがほとんどしていませんが、Kチェアは結構しっかり面取りしています。
白い方にのっているのは傷防止のフェルトです。
たくさんの方が座っていかれるので、結構つぶれていますね。
6.前桟
こちらはWS1150君の前桟、裏と表。
昔は前桟の裏側には塗装がされていませんでした。
7.前桟に入れるめねじ
左:WS1150君のめねじ
右:今のKチェアのめねじ
ちょっと大きくなってます。
また、現在はマイナスだけの溝ですが、WS1150君の方はプラスになっているところがもなんとなく見えます。
次はシート・モタレ部分
でも、生地の端の処理が違います。
今のKチェアは余った部分の生地をきちんと切って、タッカーできちんととめています。
端がきちんと切ってないとどうなるかというと、
ここが受け皿になってしまいます。ゴミの、、、、、、。
10.シートの中
ウレタンとバネの間に、麻布を挟んでいます。
傷みがはげしいので、かなり分かりにくいです・・・。
現在は不織布を挟んでいます。
WS1150君は麻布も破れて、Sバネがウレタンにめりこんでいます。
また、ボタンを締めるのに端切れ布をかませているのは、今も昔も変わりません。
1962年から見た目はずっと変わらないKチェアでも、
細かい部分で改良がされています。(ほんとに細かい所ですが・・・)
大きな部分でも、改良されています。
素材の変更や、モケットグリーンやスタンダードブラックの生地改良、
Sバネの強度アップ、さびにくくする加工、などなど、、、、
Kチェアは歴史も長いので、改良や変わったことってたくさんあります。
またシオアパに来たときに、スタッフに聞いてみて下さいね。
シオアパのカリモク60マイスターは、伊藤オーナーと板頭くんの2人です。
証書も飾ってあるので、ぜひ見ていって下さい!