あやのん手帖

セレクトインテリアショップ「SHIOGAMA APARTMENT STYLE」のスタッフがつづるブログ。

 No.444 モケットグリーンの魔力

こんにちは。シオアパです。
やっと、やっと!暖かくなってきましたね。


フェラーランタンも、元気に充電中です。


さて、今日は「モケットグリーン」のご紹介。

こちらは、カリモク60ロビーチェア1シーターのモケットグリーン。
ロビーチェアのシートは、はずすことができます。
(メンテナンスとして、シートパーツ交換も可。
 モケットグリーンの場合、1シート¥16,800です。)

(左・現仕様)店頭で展示しているロビーチェアシート。
(右・旧仕様)大須のエリックライフカフェで、昨年2月まで約10年間使われていたシート。
シワが入り、生地がすれ、光沢が出る。これがモケットグリーンです。
でも、破れません。摩擦にはかなり強い生地です。
これが電車やバス・映画館のシートといった、大勢の人が座る椅子にも使われている理由でもあります。
できるだけ見た目がキレイなまま座り続けたい、という場合は合皮がおすすめですが、
座った年数分、味になるシートがいい、と写真を見て感じていただけるならモケットグリーンを選んでください。
ちなみにこのモケットグリーンは、和歌山県の生地屋メーカーで製造されています。


こんな風に変化していく様子をマイナスに思い、あえて見せることは避ける販売店もいらっしゃると思うのですが、
シオアパではこの様子をご覧いただいた上で、モケットグリーンを選ばれたお客さまから、
「こんな風に変わっていくのが楽しみ。」と最初に言っていただけたり、
「いい感じに変わって来てますよ。」とご愛用の様子を教えていただくことも多くあります。
(シワの入ったシートの写メを見ながら、お客さまとスタッフでにやにやしているという、少々変態な光景ですが。)
変化するものは、実物とともに正直にお伝えし、
その変化を”楽しみ”として。
またその”楽しみ”を多くの人に知ってもらいたくて、ご紹介を続けています。



現在のロビーチェアの中身は、『モールドフレックスウレタン』です。
触り心地はとても「モチモチ」した弾力があります。
6年前まで(上の写真の右・旧仕様のとき)は、モールドフレックスウレタンではなく、
スラブウレタン、もっと「ふわふわ」と気泡の多いウレタンを使っていたため、
当然、長い期間座ることで大きなヘタリを見せていました。


現在のモールドフレックスウレタンは、60kgの重りを6万回落とすという、
気が遠くなるほど過酷な耐久テストを経て、採用されました。
ですが、へたらないだけでは、ソファとして気持ちよくありません。
だから、写真にあるような体の形、特に腰〜おしり〜太もも裏にかけてを気持ち良く受け止めるよう、
何千パターンからはじき出された形状の穴が開いています。
(この作られ方は、企業秘密で見学はさせていただけません...スタッフは工場見学させていただいておりますので、ご質問がありましたらお答えできる範囲でご説明いたします。)

Kチェアのボタン周り。
体重のかかる所にはシワが出来ます。
ジーパンの太ももの付け根辺りにできるシワのような感覚でしょうか。



10年使った旧仕様のシート、ロビーチェアにはめてみました。
こうやって変わってくるのを楽しみに思えたら、
カリモク60、モケットグリーンをおすすめしたいです。


また、現在「モケットグリーン」をご愛用いただいている方へ。
お手入れの方法などで分からないこと、気になることがありましたら、
お気軽にシオガマアパートメントスタイルまでご相談ください。
(店頭/052-806-4228/info@sa-style.jp)


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